◎ストーリー ★★★★☆ 80点 ◎面 白 度 ★★★☆☆ 70点 ◎完 成 度 ★★★★★ 90点 ◎おすすめ度 ★★★★☆ 80点
◆レビュー
このゲームの一番の印象は、ストーリーもゲーム性もキャラクターもとても完成度が高く、隅から隅まで本当に余すことないほど良く出来ているゲームという印象を受けた。
アクションRPGであり、戦闘の難易度はかなり高く、アクションが苦手な私にはきつかったが、装備品により何とかクリアすることが出来た。
仲間は自動で動き、操作するのは主人公だけではあるが、様々なアクションがあり、超能力があり、さらなる超能力があり、と操作方法を覚えるだけでも大変なのに、敵も動きが早いため、最終的にはごり押しみたいなワンパターンな動きになってしまい、私的にはアクションを充分に楽しめることが出来なかった。
ただし、これはアクションゲームの好き・嫌い・得意・不得意により差があるので、アクションゲームが好きな人の評価を知りたいところである。
キャラクターも全員が個性的で、ビジュアルも良く、性格も少し極端なところはあるが、とても愛着がわく。
ただ、キャラクターごとにたくさんのサブストーリーが用意されているが、正直、あまり面白くなく、少し面倒臭く感じたため、もう少しキャラクターの奥深さを感じられるストーリーで、演出もより印象深くしてもらえると良かったと思う。
このゲームは2人の主人公が存在し、最初にどちらを主人公にするか選択することになる。選ばなかった主人公は居なくなるのではなく、他のキャラクターと同様に、後々に仲間となる。要は選んだ主人公の目線でストーリーが進むようになっており、クリア後の2週目を違う主人公にすることで違う楽しみ方を味わえるようになっている。
ゲームとしてはとても完成度が高く、ストーリー、キャラクターも申し分ない。ただし、個人的には、少し奇を狙った感を感じたので、演出をもっと大袈裟に、また、少し王道的なストーリーも入れたら良かったのではないかと感じた。